不動産デフレ

最近すっかりさぼっています。『知って得する不動産豆知識』編です・・・
『デフレ』と言う言葉を耳にする事が多いかと思います。
デフレ・・・物の価値(物価)が下がる
不動産においてもインフレ・デフレは用語としては存在します。
(不動産にあてはまるかどうかは別ですが・・・)
では今の不動産はデフレでしょうか?インフレでしょうか?
はっきり言ってデフレにあたります。
先日、総務省統計局から10月のCPI(消費者物価指数)が発表されました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E8%80%85%E7%89%A9%E4%BE%A1%E6%8C%87%E6%95%B0
CPIで見ると、4ヵ月ぶりにマイナスとなりましたが、
消費者動向指数は『上昇する』と回答が多いそうです。
この『上昇する』は主に食料品や穀物・原油の非耐久消費財を指してると言われます。
家電や車等の耐久消費財は1997年4月を100とした時
2011年10月期には50となり、デフレが顕著に表れています。
非耐久消費財・半耐久消費財(衣服等)に比べるとデフレが深刻化しており、
不動産も耐久消費財を考えた場合に、統計・実質ともにデフレと言えます。
つまり、『今年買った土地が来年売ったら値下がりしている』(デフレ)となり、
不動産の購入に『買い控え』となっています。
耐久消費財のデフレの原因は、雇用者の現金収入が減り、必需品の価格(非耐久消費財・半耐久消費財)の価格が上昇または現状維持の場合には、買い控え現象となり、耐久消費財の価格減少に陥る。
この耐久消費財のデフレ脱却には『雇用賃金のアップ』が特効薬とも言われます。
しかし、私個人的にはCPIの統計をそのまま不動産にあてはめるには、少し無理がある様に思います。
それは不動産に関して言えば、2つの理由が有ると思います
①地域性の違いや全く同じモノ(土地等)は有りません。
特に地域性には大きく変動されます。
②購入間隔です。
例えば、『今年買って来年もまた買う』って消費者動向上有りえません。
(業としている人は別ですが・・・)
但し耐久消費財脱却プロセスを踏む事によって不動産デフレの歯止めとなるのではないでしょうか?
何度も言える事ですが、不動産購入に関しては、なにより『必要性』が大切です。