先日公示地価の発表がありました。
そもそも『公示地価』ってなに?
公示地価とは・・・
国土交通省が毎年1月1日時点の土地の価格を示したものです。
公共事業等に用いられます、商業・住宅・工業・林地と用途に分け
更地(建物が建っていない状態)として、1㎡あたりの価格を算出致します。
評価は不動産鑑定士が行います。
不動産価格の客観的要素となります。他にも『路線価格』・『基準地価』があります
『路線価』は財務省が主幹で、税金の算出するものに用います。
『基準地価』は各都道府県が行い主に不動産取引価格の基準とするものです。
ちなみに不動産鑑定士が評価を行うそうですが・・・
(同じところを年に何度も行うの?)
例えば・・・
大阪市天王寺区真法院町10-6
公示地価・・・540,000円
路線価格・・・430,000円(平成24年度)
基準地価・・・544,000円(平成24年度)
※1㎡あたり千円未満切り捨て
この様に『公示価格』と『基準地価』は価格が近いですが、『路線価格』はかなり下回っています。
他の地域でも同様で、『路線価格』はひとり価格が下回っています。
理由としては、路線価格は道路に価格を付けその道路に面した土地の価格ですので、『公示地価』や『基準地価』はその不動産ズバリですが、道路が東西に走っている場合は、[南向き]と[北向き]と同じ値段になる為と、用いるのが【税金】ですので、評価基準を下げているそうです。
(定かではありませんm(__)m)
さて『公示地価』に話しを戻しましょう
今回の公示地価は、『下げ止まり』が一部に見られ、『地価デフレの終焉か!』なんて記事も目にします
実際大阪圏(大阪府全域と兵庫県・京都府・奈良県の一部)では、前年比で住宅地-0.9%商業地-0.5%と下がりましたが、3年連続の下げ幅減少で上昇地の2012年が137地点から2013年は249地点(住宅地)と上昇地域が増えたと示していますが・・・ここは続編で書込み致します。
全国の公示地価では、前年比宮城県が上昇・愛知県が横ばいとなりました。
宮城県は震災後高台への移転が需要が高くなり、上昇へつながったと言えます
愛知県では自動車工場が円安を受け活気を取り戻し、需要が高まったと言われています。
公示地価は景気判断の一つのバロメーターです。
今年は期待できるのか?
続きは続編で書込み致します。
ちなみになんですが・・・
当社では≪査定レポート≫を作成する場合、裁判所・金融機関等に査定根拠を示す場合は『公示地価』と『路線価』を用います。
ちょっとした宣伝でしたm(__)m