消費税の表記が・・・

来年4月より消費税が5%から8%へなるにあたり
『価格表記』に関して先日発表がありました。
不動産の場合、物件価格表記は現在、消費税を含み金額を記載しなければなりません。
実はこれは、3%から5%になった時すぐには実施されず、かなり時期が経ってから
『広告等は全て内税にした金額を記載』と表記方法が変わりました。
今回も外税表記案が出ているそうです。
例えば 土地価格:1200万円 建物価格(税別):1300万円の物件があったとします。
現行法では、2565万円(税込)と総額表示されます。
(土地価格:1200万円+建物価格:1300万円+消費税:65万円)
外税表記方式が導入されれば、2500万円(税別)消費税104万円と表記になります。
一見は物件が増税前より『安く』表示がされる訳です。。。
実際に実務では、内税方式に移行した時には、2500万円(外税)物件は
広告活動に於いては、内税表示方式になっても2500万円(税込)とされた業者さんが多かったと思います。
では65万円の消費税はどこへ行ったのでしょう?
①業者が消費税を全て負担する。(実質の値下げ)
②物件価格とは別の項目でお客様から徴収する。
物件価格が上がったイメージがするのを嫌ったので、①か②の方法を取った業者さんが多かったと思います。
増税後の反動を緩める目的があるとは思いますが、
お客様には結局一緒の事・・・
また同じ様に外税表記から内税表記に意向する時も同じ事になるのでは?
不動産価格表記にはいろいろルールあるので、ご検討されている方は増税後も要注意です!