空家問題

皆さんの周りに『空き家』は御座いませんか?
恐らくありますよねぇ~
空き家の定義は難しいとは思います。
例えば、住んでいないが物置として利用しているとか、賃貸で募集しているとか
単純に空き家とされるのは昨年7月の時点で820万戸
全体の13%程が『空き家』になります。
しかも、この数字は増加傾向にあります。
人口減のなか当然と言えば当然でしょうねぇ
新世帯数から1人世帯が他の世帯に入ったり、死亡したりした数を引き算すれば
『純新世帯数』となりこの数値と
住宅着工件数-建物滅失(解体)『純増加住宅数』となります
『純新世帯数』と『純増加住宅数』では、地域格差はあると思いますが
『純増加住宅数』の方が多いのではないでしょうか?
つまり『空き家』は増える事になります。
もちろん、地域特性等を考慮しなければなりませんが
深刻な問題とも言えます。
特に東京に於いては、現在は人口増でありますが、
あと10年後・・・20年後はどうなるのでしょうか?
東京は単身世帯が多く、もちろん新規住宅は単身世帯をターゲットにした間取りとなります
しかし人口減になったり、国の政策により、複数世帯が増えれば・・・
人口ピークが過ぎ、生産人口(15歳~65歳)が今後激減する事を考えれば、
建物の平均寿命が延びている事を合わせれば、『住宅飽和状態』は確実に起きます。
私達不動産業者は考えて行かなければならない問題だと思います。