J-REIT(リート)

久しぶりの『不動産豆知識』です。
今回は不動産投資に付きまして書き込み致します。
不動産投資と言えば大きく分けて、2通りのパターンが有ります。
1つは、収益不動産を購入して、人や法人等に貸す、所謂、大家さん業です。
この場合、『直接投資』と呼ばれるものです。
もう1つは、リート等の『間接投資』と呼ばれものです。
所謂、金融商品の一つです。
リートの仕組みは簡単に言いますと、
特定目的会社が不動産から生じる収益(賃料)を投資家に還元する。
直接投資型と比べ、メリットは
①不動産投資のプロが投資家に代わり運用をする
②大型案件が多く、また複数にリスク分散投資を行う為、比較的安全
※リスク商品ですので、元本保証はありません。
③直接投資に比べ、低予算から始められる。
デメリットは
①直接投資と比べ、利回りは低い
②特定目的会社は不動産を売却・開発・分譲を目的としない。
③比較的、都市一局型のオフィス系が多く、天災等のリスクには弱い。
平均利回りは5%前後だったと思いますが、
直接投資型に目安の10%の運用に比べれば低いと思います。
但し、その分リスクは低くなります。
昨年、東日本大震災後の下落時には、投資信託と同様に日銀の買取りを行い安定化を図りました。
無論リスク商品ですので、過去にはリーマン・ショック後、
08年10月に、ニューシティ・レジデンス投資法人が破綻しました。
リートが出来て、これまで不動産投資は直接投資するしかありませんでしたが、
間接投資として、不動産投資を行う事が出来るようになりました
手元に権利書の代わりに証券と言った、新しい投資の形です。
不動産投資には、『投資』である以上、リスクを伴うものです
商品等に関しては、証券会社など専門家に、ご確認下さい。