行き過ぎた『相続時の減税対策』

よく耳にするのが『相続時の税金対策としてアパート建てませんか?』
さてなぜ?アパート建てると減税になるのでしょうか??
ひとつは例えば更地になっている土地があったとしましょう・・・
路線価方式で算出すると『5,000万円』だとします
5000万円+不動産以外の資産が5,000万円あったとします
合計で被相続人の財産は1億円となります
配偶者と子供が1人が法定相続人の場合
基礎控除が4,200万円(3,000万+[相続人☓600万円])
10,000万円ー4,200万円=5,800万円
配偶者:2,900万円 子供:2,900万円
配偶者:配偶者控除で納税0
子供:2,900万円×15%-50万円(控除)=納税額385万円
単純計算のこうなります。
(詳しくは税務署又は税理士等にご確認下さい)
では減税対策として路線価5,000万円の不動産にアパートを建てて人に貸すと
評価減となり、減税対策となるのですが・・・
これを売り文句に〇〇パレスや〇〇建宅等を始め賃貸住宅を建設致します
しかし・・・現在の日本は東京都以外は人口減少傾向にあります
正確な数値は判りませんが、住宅の戸数は純増しているのではないでしょうか?
そう!人口減なのに、空き家問題があるのに・・・純増って・・・
10年後20年後この減税が悪法にならないのか!心配です(T_T)
地方自治体では制限をする地域もあるそうで・・・
やはり『行きすぎた減税対策』ではないでしょうか?