先月の新聞記事で
「1月の新築マンションの販売状況が『西高東低』となった」
新築マンションでは首都圏でバブル期並みの高値が続き客離れし、近畿圏では郊外型のファミリー向け物件を中心に需要が続いている
1月の首都圏マンション平均価格は6911万円、同じく近畿圏マンション平均価格は3341万円と首都圏に比べ半額以下
つまり首都圏のマンション価格高騰に需要が着いていけなくなっている事が判ります
首都圏のマーケットは『地元』意識が薄く、この地域じゃないとダメ!って言う人が、近畿圏に比べ低いと思います。
では近畿圏では・・・
『地元』意識が高く、ご主人又は奥様の実家が近く、ご自身が育った街で子育てしたい人が多いのではないでしょうか!
ご自身が育った街で通勤通学等の利便性が高い場所は特に需要が高いので、首都圏に比べ、地域が分散化する傾向にあります。
実はこの記事のウラには、近畿圏が将来抱える問題が見えてきます。
どちらかと言うと近畿圏は『地元愛』に溢れています
つまり近畿圏の今の世帯が子育て状況が良好で出生率が高くならば
20年後30年後の近畿圏の不動産市場は需要難になりにくい状態となります
もちろんこれだけが原因・要因ではないとは思いますが
人口統計学的にも、この先需要が衰退する事は必至です
不動産市場に於いては短期的計画と中長期的計画を立てなければなりません。
少しでは自分たちが暮らした街に愛情を持ってもらい、
将来自分たちの子供が自分たちが暮らした街で、新たに家族と暮らしたい街にしなければなりません
まぁ理想論ですが・・・