REITの今後

星野リゾートがJ―REITへ参入
REITと言えば不動産系かファンド系が、上場し運用をしているのが通例ですが
『星野リゾート』と言えば、
ホテル等を手掛ける観光業で有名な企業ですが、
今度上場を検討しているそうです。
通常は銀行等から資金を調達し、敷地を購入したり、建設したりまたは、ホテル等を買収する形式だったのが、REITを使い資金調達する事になりそうです。
どう違うのか?
金融機関の場合は、当該不動産を担保として提供させます。
基本的には担保の範囲内での資金調達となりますが、
観光地等のホテルや施設は、都市部に比べ担保評価が低いので
資金調達に不足が出来ます。
REITの場合は担保評価もありますが、企業が賃貸借を行い、
これを投資家に分配する形ですので、運用会社(賃借人)の手腕によって
不動産付加価値を加え、収益性を高める事も可能となります。
イオンも大型ショッピングセンターをREITにする等
不動産系・ファンド系以外の業種からの参入が目立ち始めました。
企業にとっては、不動産資産を購入する事なく賃貸借する事によって
資金(現金)の自由度が上がり、金融機関に左右されずに出店の計画が立てれます
投資する方は、投資を行う幅が増えた事になります。
今までは、『住居』・『オフィス』が中心だったのが、
『観光』・『商業施設』・『物流センター』等。
これによっては『REIT』は都市部だけのモノから
地方へ資金が流れやすくなり、不動産価値の向上にも期待が出来ます
但し、居住系・オフィス系とは違い、ダメだった場合の『つぶしが効きにくい』
当然運用会社も複数の案件を地域を分けて運用するとは思いますが、
現段階ではリスクが高いのでは?ないでしょうか。。。。
地方不動産の活性化の為に成功して頂きたいものです(^^♪